日本のモノづくり

世界へも発信している、日本人が発明したもの

手先が器用でいつでもくるくる働いていて、よくお辞儀をする、そんなイメージが外国人から見た日本人のイメージでしょうか?日本人の器用さは昔から受け継がれているように思います。伝統を新しいものに発展させて、日本人は生き抜いています。地震国とも言われている日本で、大きな地震の被害から何回も何回も立ち直り、壮絶な東日本大震災にも日本人は負けません。

世の中に出回っている便利な商品には、実は日本人が発明したんだと驚かせる製品がたくさんあります。とかく、日本人はこれもしたいあれもしたいという欲張りな精神があります。そしてこだわりが強いです。職人さんでいえば、頑固な人が多いです。快適さを追求するのも日本人ならではの気質です。それまでになかったものを作り出し、今ではすっかり私たちの生活になくてはならないものになってしまった商品もたくさんあります。

カップヌードルも、故・安藤百福さんがあたたかいものをその場ですぐ食べれないものかとアイディアをしぼってできた商品です。今では世界中の人がそれを口にし、美味しさをたのしんでいます。ソニーのウォークマンは、どこでも場所を気にせず音楽を楽しんでもらうことができないか、喜んでもらうことはできないだろうかという考えから生まれました。どちらも、日本人特有の「思いやり」から生まれた発想ですよね。

これからもどんどん日本人の発明品は進化していくことでしょう。ちょっとした、こんなものがあったらいい、あんなものがあったらいいと思いついたあなたの発想が、今後製品になっていくかもしれません。

日本のものづくりの現状

現在の日本の製造業は、グローバル市場では勝てないという意見があります。

その他の要因として、マーケティング力が高くはないことが挙げられます。日本の企業は製造技術そのものは良いと言われているため、技術的な面であれば得意分野になるかと思いますが、その技術力を上手くマネジメントできていない現状があります。日本のものづくり技術が高いだけに、それを上手くマネジメントできていないのはもったいないですよね。

また、中国の急激な経済成長によって、マーケットのシェアが奪われているため、世界でもトップクラスといわれている製造技術の日本でも市場では中国にシェアを奪われているのが現状です。実際に、グローバルな見本市では中国の企業が日本の企業よりも多く出展されているのだとか。

今後、日本がグローバル市場で求められることは、高いマネジメント力、問題が発見できる力と言われています。求められている点を強化していくことで、グローバル市場での日本の巻き返しが見られるのではないでしょうか。